秋の夜長の現代音楽
すみだトリフォニー小ホール。
錦糸町駅から徒歩5分の、美しいホール。
暴風雨のなか、日本音楽舞踏会議主催の、「様々な音の風景Ⅵ」、
現代音楽作曲家による、作品発表会なるコンサートに行ってきました。
毎年この時期に行われるこのコンサートでは、私の師匠である、北條直彦先生の作品が
演奏されるので、ここ数年は毎年楽しみにしているのです。
今年は、ピアノがメインの作品が多かったですが、その時によって、
ピアノ、ヴァイオリンのような西欧楽器と、尺八や琴といった和楽器のコラボがあったり、
なかなか他では聴けないようなレアな編成があったりして、
けっこう面白いのです。
現代音楽といっても色々ですが、(別に詳しくはないんですけど)
私がふだん好きで聴いているのは、メシアンとか、シェーンベルクとか、ウェーベルンとか、
ヨーロッパの作曲家が多いんですが、
こうやって年に一回、わが国の作曲家の音の世界を味わうっていうのは、
とても興味深い体験なのです。
また、何をやってんのか一瞬わからないような、脳の理解力に挑むような曲であっても、
うまいピアニストとそうでもないピアニスト、
すごいヴァイオリニストとそうでもないヴァイオリニスト・・・
とかって、わかっちゃうのね。怖い怖い。
曲が難しいだけに、よけい演奏者の腕が冴えてるかどうかが、楽曲を生かすか殺すかを左右するような気がしました。こわいな~
しかし・・・どんなに興味深いコンサートでも、
2時間半は・・・長すぎですよ・・・。
途中何度も、コックリしちゃいました。。。