ライブ猫と寿司屋ギグ
この美女は、川崎のジャズ・クラブ「ぴあにしも」のスター。
ミケさんでございます。
http://music.geocities.jp/jazz_pianissimo/
先日も、好物のかつおぶしを前に、マスターから無情の「待て」コール。
頑張って我慢するものの、マスターがお客さんたちと
談笑しているスキを伺っては、
そ~っと左手(足?)を伸ばすも、すぐに見つかってしまい、「待て!」。
またまた頑張るミケさん。食べたい気持ちをグッとこらえるのは辛い・・・。
気が付くと、またそ~っと前足が伸びる。
「待~て~」
うううぅ~。。。
つ、、辛い。(笑)
しばらくして、ようやく「よし!」の声。
待ってました!
はぐはぐ、もぐもぐ。
ピリリとしていた尻尾も、途端にゆったりしてるし。現金だわー、ミケさん。
それでも。
か、、、かわゆいっっ!!
あーもう、たまらない。
好物を目の前にしたときの、あの余裕の無さったら、
まったく微笑まし過ぎてお客さんも一同、大爆笑なのです。
毎回、ぴあにしものライブでの素晴らしいパートナー、
アルトサックス堤智恵子ちゃんとの楽しく幸せな時間とともに、
このミケに会えるのが至上の喜びなのであります。
成増にあるお寿司屋さんでのライブ。
テナーサックスの橋爪亮督さん、ベース嶌田健二さんとのトリオでした。
このお2人は、バークリー音楽大学時代の同期生で、
別のバンドでも一緒に活動しているので息もピッタリ。
その上に私が乗っけてもらった感じで、楽しく演奏できました。
ふふふふ。
橋爪さんとの仕事は、いつもとても楽しいのです。
この人と一緒にステージにいると、一曲終わるごとに、
お客さんとの距離が縮まっていくのがわかるんです。
これってね、すごいことなんですよ。
みんなの知らない曲を演奏したときでも、
ちょっと難解な曲を吹いた後でも、
きちんと客席の隅々にまで演奏者の想いが届いてる。
そう感じられる拍手が来るんです。
お客さんに恵まれているのかもしれない。
彼がコントロールしているのかもしれない。
両方なのかもね。
もちろんプレイが良くなきゃ、良い反応は決して返ってこないんだから、
それは良い演奏をしたっていう証明なんだけど。
橋爪さんの音には、いつも「なにかを届けよう」という意志が聞こえるのです。
これ、いちばん大事よね。
上手に演るより、なによりも。
良いミュージシャンとの共演は、私の宝物です。