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広島旅 其の四

もうひと月以上経ってしまいましたが、最後までアップしますね。


楽しかった広島の旅も最終日、尾道です。 

小高い丘の上にある小さなホテルからの眺めは最高でした。


今日は、尾道名物の細い路地を散策しながら古寺めぐりです。大人の旅だな~~(笑)


細い路地(階段)に絡みつくように建つ、尾道ガウディハウス を見学したのち

石畳みと階段が続く古寺コースを行きます。

まだ紫陽花が咲き残る持光寺のお庭を抜け、海福寺の屋根を右下に認めつつ、光明寺~宝土寺~志賀直哉が過ごした旧居~千光寺新道の長~い階段を上ると、信行寺から天寧寺へ。

      

途中には、尾道名物(?)野良猫たちが暑さにも負けずお散歩やお昼寝しているところに出くわす幸運に恵まれ、「暑い・疲れた」を連呼しながらも何とか行程の半分を消化。

    

千光寺へ行くためにロープウェイに乗る。


その名も千光寺山ロープウェイ。すごいの、山全体が公園みたいになっていて、麓から歩いて登ることも可能なんだけど、梅雨の晴れ間の昼時にそんな気力など在ろうはずもない。


ロープウェイからの景色を楽しみながら、まったく涼しくない山頂の展望台へ。


少し休んだあと、千光寺に御参りし、私は絵馬を買い、腱鞘炎の完治と二度と再発しないよう祈願してきました。

   

空海が建てたという千光寺は、山の中の、さらに森の中に建っている感じなのですが、境内には「玉の岩・梵字岩・鏡岩・鼓岩・三重岩・八畳岩」など巨大な岩がたくさんあり、岩肌?山肌?に御堂や観音堂・毘沙門堂、鐘楼などが建つ、とてもワイルドな御寺でした。なるほど名所ですね。


お昼は、尾道ラーメン。ずっと前から決めていたのに、尾道出身者にあとから聞いた話では、尾道に尾道ラーメンは存在しない、とのこと。


そんなネーミングは明らかに観光客狙いで、地元では、ただのラーメンなんだよと。


それもそうかと思ったけど、それは早く言ってよ。だって東京にも東京ラーメンてあるじゃん。東京トンコツとかさ。


さりげなくケチがつきましたが、実際に食べた尾道ラーメンは、魚介のダシが効いた醤油味で、麺もスープもすっごく美味しかったですよ。チャーシューもトロけたし。

  

体力があったら古寺コースの後半~西國寺の三重塔~浄土寺まで行きたかったし、もっと時間があればレンタカーで瀬戸内しまなみ海道のほうにも行きたかった。


それはまた次回のお楽しみ。


広島旅、満喫しました!





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8月スケジュール追加

毎日殺人的な暑さが続いてますね。
皆さま、お元気でお過ごしですか?
私はすでに溶けかかっています。(笑)

さて、8月スケジュール追加のお知らせです。
ホテルでのディナーショウ、どなたでもご覧いただけるということですので、追加告知いたします。

もしお越しの際は、こちらにコメントいただくか、直接私までご連絡ください。
かなりお得になるようですよ♫


8月7日金曜日
「Jazz Collection」
会場
◆ホテル プラム George Ⅴ  http://www.hotel-plumm.jp/
◆横浜市西区北幸2-9-1 代表045-314-3111
□JR・東急東横線・京浜急行・相鉄線・横浜市営地下鉄/横浜駅西口(中央改札)より徒歩5分
□首都高横浜駅西口ランプより1分

 
■18:00/受付、ドアオープン
■18:30~/ディナー(~19:40頃)
◇20:00~21:00/ショーステージ

お一人様 15,000円 (消費税・サービス料込)



出演
渡辺明日香 (vocal)
菅野浩 (alto saxophone)
佐久間優子 (piano)
吉田豊 (bass)
大井澄東 (drums)




よろしくお願いします!



広島旅 其の三

旅も後半戦へ突入。やっと晴れました!


今日はいよいよ宮島だ。
元はと言えば、厳島神社へ行きたくて広島旅を決めたのです。しかも何年越しの夢?


わくわくしながら山陽本線に乗り、海沿いを西へと走る。宮島口からフェリーっていうのが、またいい~。天気最高!


海から参拝できるなんてニクいわ、平清盛。

  

午前中は干潮で、大鳥居の足元まで歩けました。潮の香りがすごい。この大鳥居、海底に埋まっているかと思いきや、自分の重みだけで立っているんですって。すごいの作りましたねー。


瀬戸内だって台風来ますよねー??普段は波は穏やかでしょうけど。社殿ももちろん潮の満ち引きを計算して、海水の害から守る工夫がたくさん施されていて、いやぁ面白い。姿形が美しいだけでは無いんですね~。


厳島神社のすぐ隣に、豊臣秀吉が建てたという豊国神社があり、建設中に秀吉が亡くなったため未完のままの姿のそれは、857畳なんて聞いてもピンと来ない広さの平屋造りで、太い柱で組まれた骨組みは、厳島神社が少し華奢に見えるくらい、かなり頑丈な作りをしていました。

   

涼しい風が吹き抜ける千畳閣(豊国神社の愛称)で汗を乾かしたら、お腹が空いてきました。お昼ごはんは、もう決まってます。宮島に来たら、牡蠣と穴子飯。

  

牡蠣はぷっくりして濃厚で、穴子飯はウナギよりあっさりしていて、とても美味でした。参道にはたくさん食事処や専門店があって、それぞれ雰囲気の良いお店が多かったですね。あ~、また行きたい。。。


さてさて、お腹は満足しましたが、まだ時間があるのです。夕方もう一度、潮が満ちてきた大鳥居をぜひ見たい!・・・ということで、弥山(みせん)に登ることに。足腰に自信のないヘナチョコ夫婦は、当然ロープウェイを選択。ところが、ロープウェイ乗り場へ向かう道が、すでに山道!しかも、かなりの傾斜な登り坂。。。これはロープウェイすら断念か・・・と足が止まりかけた時、絶妙なタイミングで麓駅に着いた。やられた。

 

途中でロープウェイを乗り継いで、展望台のある獅子岩駅へ。最高の天気で絶景!おととい雨のなか行った呉までよく見える。


ここから山頂までは、ゴツゴツとした岩場を30分も登らないといけないので、あっさり諦めて、はっさくソフトクリームを味わう根性無し夫婦。


「別に(ここだけで)いいよね」と負け惜しみを言いつつ、早々に帰りのロープウェイに乗り込む。そろそろ潮が満ち始めているかな~?満潮は19:30だから、そこまではいかなくとも少しは・・・


やりました!!期待通り、大鳥居は海の中にありました!!やっぱり、こっちの方がずっと格好いい~♫これこれ、これですよ~♫・・・残念ながら社殿の方までは、まだ水が上がっていませんでしたが、かなり満喫・満足の宮島でした。


帰りのフェリーから。海から見た赤い鳥居は、夕陽を浴びて一段とステキに見えました。


蛇足ですが、宮島の鹿は、奈良公園の鹿よりも大人しくて可愛いかったです。せんべい一枚が明暗を分けた例ですね。笑


さーあ、明日は最終日、尾道です!



広島旅 其の二

さて広島旅の2日目。今日も雨でした。なので、引き続きインドア観光へ。
広島市内といえば、平和記念公園でしょう。
公園内にある平和記念資料館は、二館あるうちの新館が工事中でお休み。本館のみの営業でした。


平和記念公園から川を渡ると、原爆ドームが見えてくる。


もう半世紀以上も前の状態でそこに立っている。くずれた瓦礫もそのまま。修復はしているだろうけれど、何だろう、本物の持つエネルギーというか、語りかけてくる力を感じるのですよね。


それは絵画とか古寺とか遺跡なんかにも同様に感じることで、どんなに本物そっくりに精巧に作られていてもレプリカにはエネルギーは感じないのに、1世紀前のものでも、実物には、まだ力が残っていて、静かに語りかけてくるのです。


びっくりしてしまいますよね。原爆ドームも、そんな穏やかなオーラを称えていました。


さて、昨日雨で中止となりました広島カープ対中日ドラゴンズ戦を観にマツダスタジアムへ。土曜日のデーゲームなので14:00試合開始です。

  

さすが地元はカープファンで赤一色。これには、にわかファン(私)のテンションも上がり、赤いスポーツタオルを購入。長年にわたりカープファンを貫いてきた旦那さんと、この日はじめて菊池・丸・大瀬良選手の名前を覚えた弱い応援によって、エースのマエケン大奮闘。6ー4でカープの勝利。大盛り上がりで大変大変!


何をかくそう私も学生時代~社会人3年目くらいまではジャイアンツファンで、高校生の頃から今は無き後楽園球場に行ってメガホンをぶっ叩きながら大騒ぎしていたものでした。まぁ、応援もしていましたが、かこつけてストレス発散していたんだろうなぁ。懐かしい。


ジャイアンツは東京が本拠地なのに、東京にはジャイアンツファン以外も多いせいか、あんまり「地元感」が無い。東京生まれ・東京育ちの人ばかりでも無いし。それに比べて広島の地元熱はすごい。なんせ広島名物の路面電車にカープ電車があるくらい、街中いたるところにカープ愛が溢れている。


なんかねー、今までサッパリわからなかったW杯や五輪の時に膨れ上がるサッカーファンの気持ちが、今回少しわかったような気がしたのです。


マツダスタジアムで味わった、あの一体感は、今の時代に失われつつあるもので、毎日の生活の中に感じる閉塞感や孤独から救われる、または癒されるような感覚がありました。都市部では人と人とのコミュニケーションが薄らぐなか、サッカーの試合を通して仲間意識が生まれ、知らない人とも一緒に応援する、そんな一体感に若いひとたちは飢えているんじゃないだろうか。自分はひとりじゃない、そう思えれば殺伐とした世界でも勇気をもって闘っていける。


次のW杯の時は、渋谷のスクランブル交差点の景色も少し違って見えるかな。


さぁ、明日はいよいよ宮島だ!!



広島旅 其の一

6月某日、最後のライブを終え、長い夏休みがスタート。

ピアノも弾けないし、旅に出よう!という理由では無く、我が家の恒例行事であるので、6月旅行で広島へ行って来ました。


  

初日から雨で、急遽インドア観光に変更。広島から電車に乗り、呉へ。海上自衛隊の潜水艦(本物)の中に入れる「てつのくじら館」や、大和ミュージアムで10分の1サイズの戦艦大和を見学することに。


10分の1でもデッカイ!


かつて軍港として栄えた呉には最新の造船技術が集まり、たくさんの軍艦が作られたそうで、その中でも最後の戦艦「大和」は国内の英知を結集してできた最高水準の軍艦だったそうです。


江戸時代創業で元々は造船会社だった、ウチの旦那さんの会社の相生工場の倉庫(だったかな?)から、ある日ポロンと大和の設計図が見つかったっていう話は、何年か前にTVでも我が家でもニュースになってましたので、

今回広島へ行くなら、ちょっと足を伸ばして呉へ行きたい!という旦那さんの希望によりました。


ミュージアムには大和の他にも、実物のゼロ戦が展示されていたほか、呉市の歴史を当時の貴重な映像で紹介するコーナーや、武蔵など、他の軍艦の小型模型なんかもありました。


ゼロ戦は・・・え、これ本物??


って思うほど、なんて言うか、言葉は悪いけどチャチいように見えました。軽くないといけないから、軽装に作ってあるんだろうけど、見るからにペラペラな感じで、とても命を預けるのに十分とは思えない、最初から死にに行く用に作られた飛行機であることが歴然としていて、胸がつぶれる思いでした。


わかっていたけど凹むわ~


もう絶対ぜったい、どんな大義名分を掲げようとも戦争なんてものは狂気の沙汰で、起こす輩も乗っかる輩も人間じゃないのだ。人間は過去からしか学べないのなら、二度と同じ轍を踏んじゃいけない。悲惨な思いをするのは、いつも罪の無い民間人なのだから。

旅行初日から重いぞ~。雨止まないし。


せっかくチケット買ったのに、広島カープの試合が雨で中止になったので、あきらめて牡蠣をお腹いっぱい食べて寝ました。


くそ~、内野指定席!!



広島旅  其の二へつづく




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